建築パース制作ではMAXScriptがとても役立つ

建築パース屋さんで、MAXScriptを使って仕事効率化のためのオリジナルツールをゴリゴリに書いて使いこなしている人は非常に少ないと思います。

MAX Scriptを使うメリットは2つあります。

  • できる事が増える(表現力向上)
  • 作業スピードが早くなる(生産性向上)

MAXScriptは映像関係で使われる事が多いと思いますが、建築パースを作る上でもMAXScriptが使えると非常に役立ちます。

MAX Scriptは、特殊なスキル

今の会社の面接でMAXScriptを扱える事を強くアピールしたのを覚えています。幅広く何でもできるという事をプレゼンしたのですが、中でもMAX Scriptの説明で特に驚かれたので、特殊スキルです!と言って攻めました。

クリエイター全体で見ればMAXScriptを扱える人はそこそこ居ますが、建築・プロダクト業界で扱える人は非常に少ないです。建築パースの業務フローを理解し、効率化する機能を自ら開発できるのは大きな利点で、面接で上手くアピールできれば特殊スキルとして高く評価されるかもしれません。

建築パースで、MAXScriptを使って何ができるか?

フォルダ単位でのバッチ処理

外部参照ファイルが複雑にネストされた7000点のMAXファイルがあり、共有サーバーのパスを切り替えるのに手作業だと最低でも2〜3ヶ月掛かる試算でしたが、1日でバッチ処理スクリプトを作成し、2日目で終わらせる事ができました。

シーン内の家具を置き換える

建築パースでは、途中で家具が変更になる事がよくあります。シーンに配置した大量の家具を短時間で入れ替える事ができます。

素材ローダー

共有サーバーに保存していある3D素材、テクスチャ、マテリアル、レンダリングプリセットを、フォルダを開く事なくMAX上から読み込めます。

アニメーション作成ツール

シーンに配置されたカメラを元に、ウォークスルーアニメーションを作成します。SketchUpのシーンを使ったアニメーションと同じ動作をMAXでする為のものです。

 

VRay、SketchUp、Unity、UE4のマテリアルコンバーター

VRayには、Mentalray用マテリアルをVRayマテリアルに変換するシーンコンバーターがついています。これはChaos社公式の機能ですが、建築パースのように用途を絞った場合はオリジナルの変換パターンを使用してコンバーターを自作した方が品質が高くなります。たとえば、SketchUpからインポートしたデータをVRayに置き換える場合、VRayのシーンコンバーターを使うと反射・屈折設定が十分でないマテリアルに変換されてしまいますが、変換パターンを独自に開発すればSketchUpのマテリアルを非常に高品質なVRayマテリアルに変える事ができます。

反対に、VRayで作成したシーンをUnityやUE4用に標準マテリアルに変換する事もできます。

 

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このように、建築パースでもMAXScriptは色んな用途で活用することができます。
ルーチンワークを自動化できるのが最も大きな利点で、建築パースはこのルーチンワークが非常に多い為、活用シーンがたくさんあります。