3dsMAX + V-Rayでリニアワークフローを構築する

前回の記事で3dsMAX単体でのリニアワーク設定について書きましたが、今回はV-Rayを使用する場合のリニアワークについて書きます。

3dsMAX + V-Rayでリニアワークフローを構築する方法

  1. メニュー > カスタマイズ >ガンマとLUTを開き【ガンマ/LUT補正を使用】を有効にする
  2. メニュー > レンダリング設定 > V-Ray > Color mappingの Modeを【Color mapping only (no gamma)】にする。
  3. VFBを使用する場合は、VFBの下部にある【Display colors in sRGB space】を有効にする
VFBを使用していない場合は、3の工程は不要です。

 

順番に説明します。

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【1】の設定で3dsMAX単体のガンマ補正を有効にすると、3dsMAXがガンマについてコントロールできる場所全てで自動的にガンマ補正・逆補正が掛かります。ここにはV-Rayがコントロールする場所まで含まれていません。


 

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【2】の設定で、V-Rayがコントロールする場所のガンマ補正を正しく設定するために、まずフレームバッファに送られるレンダリングRAWデータをリニアにします。Color mappingというのは、レンダリング計算でRAWデータに切り出すカラースペースを定義する設定です。Gammaの設定はデフォルトで2.2が入力されていますが、【2】の設定でこれが無効化されてリニアになります。


 

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【3】はVFBに送られているリニアのレンダリングRAWデータにsRGBというカラースペースを適用して表示させる設定です。Photoshopなどでカラープロファイルという言葉を聞いた事があるかもしれませんが、sRGBというカラープロファイルは一般的なモニタに採用されている標準的なカラースペースでガンマ2.2用に作られています。つまり、リニアのレンダリングRAWデータをsRGB(ガンマ2.2)で表示する設定がこれです。


レンダリング画像の保存先を選択するウインドウにもガンマという設定がありますが、そこが【自動】になっている事を確認しましょう。【1】の設定がされていればデフォルトで自動になっているはずです。3dsMAXのガンマ補正機能が働いてリニアのレンダリングRAWデータをガンマ2.2で保存する設定がこれです。